新しい街づくりも進む”伝統ある街”甲府エリアの現在とこれからを見てきました!

甲府市は武田信玄公の父、信虎公が城下町を整備したことに始まる歴史と文化の街です。甲府市は山梨県の県都で、甲府盆地の中央に位置しています。周囲には富士山や八ヶ岳、南アルプス連峰などの山々を仰ぎ見ることができ、風光明媚な景色が広がっています。
城下町の名残や老舗が点在する一方で、リニア新幹線「山梨県」駅の開業を見据えて再開発事業もスタートするなど、街は新しい動きも出てきており、魅力と活力に満ち溢れたまちづくりに期待が集まっています。今回は、「甲府」駅周辺~甲府中央エリアを実際に歩いて、街の魅力について見ていきたいと思います。

賑わう中心市街地
賑わう中心市街地

駅から『レーベン甲府』周辺までの生活環境

今後さらなる活性化が期待される甲府エリア。まずは駅前から『レーベン甲府中央』までを歩いて環境を紹介していきましょう。
駅南口を出ると、信玄公の像が見守る駅前広場と交通広場が広がっています。駅前からは多くのバス便が発着しており、市民の重要な足として活躍している様子がうかがえます。

この駅前エリアでは、2019(令和元)年に閉店したJR「甲府」駅前の「山交百貨店」跡地に、ヨドバシカメラが開業する見通しであることが発表されています。開業は2021(令和3)年春を予定しており、ヨドバシカメラは山梨県内で初進出となります。無事実現されれば、駅前の利便性はさらに高まることになりそうです!

駅前からまっすぐに伸びる県道6号線(平和通り)は、きれいに整備されており、広い歩道と緑に囲まれた美しい景観が特徴です。通り沿いには学習塾や飲食店が点在していて、利便性の高さを感じます。そのまま通りを南下すると、「山梨県庁」や「甲府市役所」などの公共施設が集まる市の中心部につながっています。

学習塾や飲食店が点在

「甲府」駅南口の様子
「甲府」駅南口の様子

中心部の商店街もすぐ

「甲府市役所」
「甲府市役所」


紅梅通り
紅梅通り

『レーベン甲府』へは、県道6号から東にのびる紅梅通りに入り、中心部に向かっていきます。このあたりは商店街が広がっていて、生活雑貨やアパレルなどの専門店が入るショッピングタウン「ココリ」や老舗の「岡島百貨店」など大小の商業施設も点在しています。


歴史を感じる老舗・スポットをチェック!

城下町として栄えた甲府市内には、歴史・文化の名残を感じるスポットが点在しています。「甲府」駅の東側には「甲府城跡公園」があり、城址内の散策はもちろん、甲府市内を一望できる天守閣跡や広い芝生公園もあり、ファミリーにも楽しめる人気のスポットです。
「甲府市役所」前を通る城東通りは、かつては甲州街道として人々が行き来した、メイン通り。ここにも江戸時代の名残は今でも色濃く残されていて、2箇所あるクランク状の道や、筋違いの交差点は、甲府城へ敵の侵入を阻むために作られたといわれています。

歴史・文化施設が身近に

「甲府城跡公園」
「甲府城跡公園」

メイン通りも生活圏内

城東通りの様子
城東通りの様子


続いて市内にある歴史や伝統を感じる老舗・名店も見ていきましょう!
1921(大正10)年創業の「丸十パン本店」は、イースト(酵母)を使った県内最初のパン専門店。食パン、あんパン、白あんパン、うぐいすあんパン、クリームパン、ジャムパン、甘食など店内にはバラエティに富んだパンがずらり。人気メニューNO.1のレモンパンは不動の地位を確立しています。
「印傳屋 上原勇七」は、1582(天正10)年の創業。伝統の甲州印傳を施した革製品等は、国内のみならず世界中からも注目を浴びています。本店2Fには博物館もあり貴重な品々を常設展示しています。
「澤田屋本店」は1911(明治44)年創業で、まるいあんこ玉に羊羹をかけた、昔ながらの和菓子「くろ玉」が人気です。地元ブランド野菜の栗のように甘い「あけの金時」を使用したキャラ玉もおすすめ。
創業100年を超える「銀座江戸家」は、郷土料理が食べられる和食店です。自家製手作り味噌を使ったほうとうや、山梨名物をふんだんに使った定食、先代よりつぎ足しで受け継がれている秘伝のタレを使用した鳥もつ煮も人気で、観光客のみならず地元の人々にも愛されています。
街の活気や魅力にも直結する老舗の存在。甲府エリアにはこの他にも、多くの老舗が点在していました。

美味しい焼きたてパンはいかが

「丸十パン本店」
「丸十パン本店」

山梨名物を召し上がれ

「銀座江戸家」
「銀座江戸家」


中心市街地に新しい風、子ども屋内運動遊び場の新設計画も

歴史・文化が色濃く残る甲府市内では、土地の利を生かした甲府ならではの新しい店や地域・街並み活性の動きも盛んです。
駅の南西、丸の内二丁目にある「手芸アトリエitokara」は、手芸アトリエとショップが併設されたお店。織・縫・編・刺し子等で手仕事の提案や、作りたい物のお手伝い、ワークショップも多く開催されています。

中心市街地に交差する数々のストリートの一つ、春日あべにゅうに位置する「甲府ぐるめ横丁」は、日本が世界に誇る甲州ワインから名水の郷に生まれた銘酒たち、山の恵みジビエや海の幸まで、地域の人々が大切に育ててきた山梨の「食」にまつわるストーリーを個性的なお店で楽しめる、山梨の食文化の発信スポットです。
「甲府中心市街地元気プロジェクト」の一環で、飲食店の開業や独立を目指す若者たちが日々活躍する場となっています。
城東一丁目にある「AKITO COFFEE @Tane」は、「五味醤油」旧醤油蔵をリノベーションした焙煎所&カフェです。「AKITO COFFFEE」は、「甲府」駅北口の武田通りにあるコーヒースタンドで、2019(令和元)年に新しく同店をオープンしました。こだわりのドリップコーヒーやスイーツを味わってみてはいかがでしょう。

その他にも、甲府市内ではまちづくり団体による新しい取り組みも始まっていて、「第2土曜市」や「甲府まちなかテラス@銀座通り」など、新しい生活様式に応じた賑わいの創出が行われており、今後もさらに賑わいが増していくことが期待できそうです。

山梨の食文化が一同に

「甲府ぐるめ横丁」
「甲府ぐるめ横丁」

三密を避けた新しい取り組み

「甲府まちなかテラス@銀座通り」
「甲府まちなかテラス@銀座通り」


甲府市発表資料
甲府市発表資料

また、甲府市は、子どもたちが夢中で遊びながら体力づくりができる運動や遊びの新たな拠点となる「子ども屋内運動遊び場」を設置することを2020(令和2)年7月に発表。 この遊び場は、紅梅北通りにある東京電力パワーグリッド山梨総支社の社屋1階に設置される予定で、広さは約600平方メートル。対象は0歳~12歳の親子となっており、年齢別・機能別に複数のゾーンを整備し、プレイリーダーが配置されることも計画されています。
民間の動きのみならず、市でも民間ビルの空きスペースを利活用して、中心市街地の活性化や魅力づくりに繋げていこうとしています。


今後に期待が高まるリニア計画

現在、2027(令和9)年に東京(品川)・名古屋間で開業予定のリニア中央新幹線の建設が着々と進められています。リニア中央新幹線の「山梨県」駅の開業により、人々のライフスタイルに変化をもたらすなど、様々な波及効果を生み、暮らしの質の向上や経済の飛躍的な発展、駅周辺の活性化が期待されています。「山梨県」駅から「甲府」駅へのバス路線も開通予定で、今後の街の成長や関係人口の増加も期待されています。「リニア見学センター」は、時速 500kmで走行する超電導リニアを間近で見学できる日本で唯一の施設で、「どきどきリニア館」では、鉄道の世界最高速度を記録した試験車両の実物展示のほか、リニアジオラマや超電導リニアの仕組みを学ぶことができます。気になった方はチェックしてみると良いでしょう。


ご紹介してきたとおり甲府中央エリアは、歴史や文化が残された美しい街で、商業・公共施設も集約された暮らしやすい環境が広がっていました。
城下町の賑わいに加え、街の新しい動きが各地で見られるなど、さらなる活性化も期待されています。甲府には「甲府夏祭り」、「甲府大好きまつり」、「信玄公祭り」、「甲府えびす講祭り」など、年間を通してイベントがあるのも特徴で、季節ごとに様々な顔を見せてくれます。リニア駅開通も追い風になり、古き良きを活かした新しい街が生まれるのではないでしょうか。

新しい街づくりも進む”伝統ある街”甲府エリアの現在とこれからを見てきました!
所在地:山梨県甲府市