革とコーヒーとアウトドアに、なりたい店

月のうらがわ

大月駅改札を出て右手に平和通り商店街がある。
旧甲州街道だったと言うこともあり、
かつての面影を残しつつ、昔ながらの和菓子屋や居酒屋が今もなお残る。

その中でレトロな雰囲気を醸し出しながらも一際おしゃれで目立ったお店がある。
今回ご紹介するのは、革とコーヒーとアウトドアに、なりたい店「月のうらがわ」

気になりすぎるので店内に潜入!!

入り口を入ると、抜けのある天井はコンクリート打ちっぱなし、木材をふんだんに使った空間は山小屋感を味わえる内装。

入り口の数段の段差を上がると
正面スペースに革やアウトドアに関する商品
左手に革の工房
左奥にカフェが併設されている。

この時点ですでに山梨県どころか
どこか有名な観光地の一角かと思うような店内で
正直大月にいるのを忘れてしまうようなお店となっている。

さっそく工房にいる店主にお話を聞いてみた

工房で作業をしていた店主の山田亜里(やまだあさと)さんにお話を聞いてみた!

記者:本日はよろしくお願いします。
山田さん:お願いしますー!

記者:それでは早速なのですが、創業から店舗の成り立ちまで教えてくれますか?
山田さん:2020/11/15にPLusBeat(レザープロダクトブランド)の工房兼ショップ、カフェ店舗として「月のうらがわ」をオープンしました。
元々地元の千葉県で、SHOP&CAFEのスタイルで間借り営業の店をやっています。今回はそれに工房をつけたかたちになります。

記者:大月には何か縁があったのでしょうか?
山田さん:祖父の家が大月にあり、昔からよく来ていました。
ちょうど新しく工房を探していたタイミングで、今の大家さんと出会い、地域のコミュニティスペースになるならということでこのような形式で始めました。
工房だけ、ショップだけ、という形よりはカフェも併設されていたほうがお店に入りやすいと思い、千葉でもやっているスタイルでカフェ付きにしました。

記者:そういった経緯で開業されたのですね!それでは店舗名の由来を教えてください。
山田さん:地方で横文字は受け入れられにくいし、格好悪いなと思いまして。
せっかく大月だし、月をつけた名前―と考えこの名前になりました。PLusBeatのロゴにも月が入ってますしね。
また、大月の裏通りであり、人が集まる場所として大月の裏部分(コアな部分)まで知れるお店にしていきたい、何の店かハッキリ表記するよりは、曖昧で詩的な表現も悪くないなーと。
なんか響きがいいじゃないですか『月のうらがわ』って。
訳して「つきうら」の愛称で呼んでもらえればと思います。

記者:素晴らしい店名ですね!続きまして、店舗の特徴や魅力を教えてください。
山田さん:魅力しかないですね〜
工房、ショップ、カフェが同じ空間に混在していているっていうの他ではなかなかないと思います。
コーヒー飲んでゆっくりくつろぎたい人も、革の商品を購入したい人も、アウトドア雑貨を探している人も、いろんな人が楽しめる空間になっています。実際、近所の年配層から高校生まで色々な人が立ち寄ってくれてますね。

店の内装は全てDIYしています。
元々の民家の内装を解体するところから始まり、新たに柱を立てたりして内装を仕上げました。材料として木材が手軽で使いやすいので必然的に山小屋風な仕上がりになりました。
内装を見に来る人もいます。

ちなみに、まだまだ改装途中で、来るたびに変わるのも魅力の一つかもしれません。

…これは面白いお店に出会ってしまった。
まだまだ話が尽きないので
コーヒーを注文することに

コーヒー豆も地元千葉の友人のお店から毎回焙煎したばかりの豆を仕入れているそうです。
山田さん自らハンドドリップで入れて頂きました。

なんと、こちらの耐熱グラスに被せているグラスカバーも
PLusBeatのオリジナル商品で一つ一つ手作りの革製品となっている。

ついつい記者もリラックスモードに入りながら取材を続けることに。

‹コーヒーを飲みながら山の計画。なんてのもオススメ›
‹コーヒーを飲みながら山の計画。なんてのもオススメ›

ここで余談で山田さんのインスタグラムのお話を深堀してみた。
PLusBeat Instagram
https://www.instagram.com/plusbeat.ast/?hl=ja

今 #ミド活(緑のものは大体好き)にハマっているそうで
ほぼ毎日のように緑色の何かしらをアップしている笑

なんと数ヶ月アップし続けた結果、差し入れで緑の物を持ってくる常連さんまで出てきたそうだ。
言われてみれば、取材日のシャツも緑っぽい気がする。

また、日頃から工房での作業をストーリーにアップしており、
店舗のインスタグラムの方で月間スケジュールを出しているそうです。

月のうらがわ Instagram
https://www.instagram.com/tsukiura2020/?hl=ja

お店のおすすめ商品を聞いてみた

全国各地で行われるアウトドア関連のイベントに多数出店しており、出店先で知り合ったブランドの商品を取り扱うセレクトショップとなっている。

もはやイベント会場がそのまま店舗になってしまったような感覚になってしまう。

面白おかしく楽しめるもの、日常でもアウトドアでも役立つものが多く取り寄せられていて
カフェで出すコーヒーやお菓子も今までの繋がりや出会った方々のこだわりの品を提供しているそうです。

そんな中でも店舗ストロングポイントをお聞きしてみると
工房での作業を眺めながらお茶を楽しめるカウンターがおすすめとのことでした。

なるほど。
店主の鮮やかな革工房作業を見ながらお話出来、
店内にある商品の説明がゆっくり聞くことができる。

ついつい時間を忘れてゆっくりしてしまいそうでした。
カウンターに座りコーヒーを頂きながらお店について更に話を聞いてみた。

記者:様々な商品がありますが、どのように取り扱いを決めているのですか?
山田さん:地元千葉と山梨を繋ぐお店というのも意識にはあって、山梨では千葉の友人たちのコーヒーやお菓子、プロダクトを、千葉では山梨の美味しい野菜やお菓子、ワインなどを提供しています。
その他はイベントで出会った想いやこだわりのあるものを、そのブランドの人と話て響いたものを、取り扱えるようにしています。

山田さんのアンテナショップとでも言うかのようなお店だ。
工房では、日常でもアウトドアでも使えるものをコンセプトとした商品が日々制作されている。その他、PLusBeat製品のセミオーダー、革製品や山道具の簡単な修理やカスタムを受け付けている。

日々、新たに加わる商品を見に行くのも楽しみですね。

先住移住者として

記者:最後に大月の印象や今後大月に移り住む方へ向けてメッセージを頂きたいと思います
山田さん:正直、何もない。っていうのがこの土地の印象ですが、何もないからこそ、何でもできる、これから面白くなっていく場所だと思います。可能性しか感じない素晴らしい場所ですね。
あと、星がめちゃくちゃ綺麗なんですよ。
出掛けて帰ってきて、ふと見上げたら凄い数の星がある。星座がわからなくなるくらい。一気に疲れが取れますね。
そして山々の緑が濃い!

記者:あ、#ミド活(笑)

山田さん:あ(笑)
緑の濃い山々に囲まれてるから東京が近いのに星が綺麗なんでしょうね。
移住者を考えている方はぜひ大月を一緒に盛り上げていきましょう。

記者:本日はありがとうございました。

都心から帰ってきた時の自然の豊かさを実感しているとおっしゃってました。

確かに、駅を降りれば両サイド山に挟まれ、桂川・笹子川と自然を身近に感じる豊かさは誰が大月にきても味わうことができるでしょう。

大月には、山や川と、アウトドアには最高の環境がたくさん整っています。
そんな大月市街で、アウトドアに、なりたい店の「月のうらがわ」へ取材を行っていきました。
アウトドア好きは絶対にハマること間違いなしのお店だと確信しております。


月のうらがわ
所在地
 山梨県大月市大月1-6-28
電話番号 070-4345-1483
営業時間  時期により変わります(インスタグラム参照)
定休日 不定休
サイトURL https://www.plusbeat.net/
駐車場 近隣Pをご利用ください
※この情報は2021(令和3)年8月時点のものです

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