地元に愛される老舗

お食事処いなだや

街のお食事処

昭和38年(1963年)に創業し、58年になる老舗のお食事処。
2代目店主の幡野茂さんにお話を聞いてきた。

「いなだや」のルーツは万屋をしており、今で言うコンビニのようなイメージで
生活全般を賄うようなお店をしていた。

当時の大月市は絹織物の産業が盛んな街であったが
時代の流れでだんだん絹織物がなくなってきたのを見越して先代が
現在の立地に飲食店として開業したのが始まりだ。

「いなだや」の名称は初代が修行していたお店から名前を継承したのだと言う。
いなだの意味も魚の出世魚であったり、稲穂から発展途上の意味もあり

いなだ姫という神話の神様がいたりと
今となってはその名前のルーツ自体は不明である。

主に町中華のラーメンやチャーハン、定食と丼ものは一通りメニューがあり
中でも「大月スタミナ丼」は初めてきたら必見のメニューとなっている。

名物やきとり

食堂のスタート時に隣接する建物で焼き鳥をしており
当時は人に貸していたのだが、独立のタイミングで

初代の奥様が子育ても落ち着いたのをきっかけに
焼き鳥のお店を引き継いだのが始まりとなる。

もつ煮、焼き鳥のタレなどは引き継ぎそのまま継ぎ足しているを大切にしており
軟骨焼きはお店1番の人気メニューとなっている。

入り口は分かれているものの、双方のメニューをどちらでも注文することができる。
また、ご自宅でも楽しめるように事前の予約でテイクアウトも可能となっている。

民泊や宴会も

時代に合わせ食堂には座敷を増設したり
ニーズに応じて店内も変化していった。

山梨県には無尽会という文化もあり
各無尽で定期的に報告会のような形で飲み会が開催されるのだ。

そのような大人数の宴会にも対応しており、定番メニューはもちろん
飽きられないように日々その日の仕入れによるメニューを入れている。

ただの飲食店のくくりではなく

少しでもご馳走となるように、お腹を満たす宴会ではなく
地元の食材を使い、食事から免疫力をあげて疫病にもかかりづらい

栄養価のある食事ができる飲食店として食の本物を伝えていくことをモットーに営業している。

 

民泊は現在準備中(要相談)だが
30年ほど前の高度成長期に簡易宿泊所として働く人を応援していた。

今後、登山や釣りにきた観光のお客様向けに
裏山をグランピング施設へする計画も進んでおり
こちらも時代にあった新しい取り組みから目が離せない。

街の食堂からこれからの進化

いなだやグランピングプロジェクト実施中。

昨今流行りのアウトドアであったり
いなだやっという舞台だけではなく、新しいフィールドで挑戦すべく

古民家を活かしながらジビエ料理を試作したり
裏山を使ったアウトドア施設を作る計画を立てている。

どこにいても情報も手に入れられる時代なので
大月に限らず、地域で活動するには誰と関われるかが重要となってくる。

人が来るには便利でなくてはいけないのが当たり前ではなく
チェーン店ばかりの街では同じ都市になってしまうので
大月ならではの良いところを発信してきたい。

大月に遊びにきた際は、
好きや得意が発揮できる街として

自分の中で大月の魅力や独自性を見つけて欲しい。

所在地:山梨県大月市大月町真木2823
電話番号:0554-22-0187
営業時間:11:30~14:00 17:00~22:00
定休日:月曜日
サイトURL:https://tabelog.com/yamanashi/A1905/A190501/19003367/
この情報は2021(令和3)年8月時点のものです






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