「Ｃａｆｅ＆ｇａｌｌｅｒｙ亜徒里絵（あとりえ）」

大月駅を降りてロータリーを真っ直ぐ進み、交差点を右折。

2021年3月にオープンした大月の新名物モモタローソンを横目に隣の区画にある「Ｃａｆｅ＆ｇａｌｌｅｒｙ亜徒里絵（あとりえ）」。大月駅からは徒歩5分の立地にある。

リニューアル創業9年目になり、カフェ営業だけではなく
大月市を中心とした様々画家の作品を定期的に展示を変え
店内の一部で画材道具の販売もしながら画廊としても営業している。

亜徒里絵（あとりえ）のマスター(小林尚武さん)はなんと御年77歳
自身も現役の画家で画材のことなら大月市で右に出るものはいないだろう（ライター目線）
大月の文化協会会長も6年連続で勤め、アートに対する思いは人一倍感じられた。

まさにアートと融合したＣａｆｅ＆ｇａｌｌｅｒｙ。

現在、コロナ禍により営業時間の短縮をしており
11:30~17:00までの営業となっている。
(17時以降のご利用はお電話にてお問い合わせください)

マスター厳選のおすすめメニュー

Cafeメニューの定番であるカレーやオムライスを初め
スパゲッティやラーメンにうどんとバラエティーに富んだメニューが満載。

昔たくさんのメニューをやっていたらしいのですが
9年間の営業の中でマスター自らが厳選ししかもお値段をさらに安くした
おすすめのメニューとなっている。

今回記者が頂いたのは
「季節の野菜のチキンカレー」

ベースはチキンカレーで鶏肉とにんじんジャガイモ玉ねぎをベースに
夏はズッキーニ・なす・かぼちゃ・いんげん
などが乗ったとても豪華な仕上がりに。

聞いて驚き！？
こちらの「Ｃａｆｅ＆ｇａｌｌｅｒｙ亜徒里絵（あとりえ）」のお食事は
とにかく安い！
単品のメニューが600円から提供されている。
カレーもセットでドリンクをつけても750円なのだ！
(しっかり食後にコーヒーも頂きました)

マスターにカレーのこだわりをお聞きすると
カレーはベースの野菜を旨みを出すためにミキサーで潰して煮込み
提供前の仕上げにスパイスで風味を出す本格カレー。

一度食べれば虜になること間違いなし！
なんせお値段がものすごくお手頃価格ですからね！笑

Ｃａｆｅ＆ｇａｌｌｅｒｙ亜徒里絵（あとりえ）のこれまで

現在のお店の場所は

マスターのお母様が元々お菓子屋さんで製造菓子の販売をされていたそうです。
その時代の名残で「だいき堂」と言う名前が入り口の扉に今もなお書かれております。
（是非足を運んでご確認ください）

当初画材の販売は近隣の高等学校である
都留高校の学生向けに画材の販売をするために「だいき堂」の一角で画材を取り扱い始めたのがスタートのようです。

一時はお母様もお店は辞めて別の人にお店を貸したそうですが
昭和46年(1971年)に路面店の裏側で「アトリエ」をスタート。

21年間営業された後

平成4年(1992年)にアトリエも一度閉店してしまうそうです。
その後マスターは談合坂のとある企業に就職、18年勤めました。

平成22年(2010年)に退職すると3年間お店の内装を自身でやりながら
平成25年(2013年)8月に「Ｃａｆｅ＆ｇａｌｌｅｒｙ亜徒里絵（あとりえ）」を開店しました。

開店から9年目を迎え、
画材も取り寄せと在庫のあるものを販売している。

ネットの普及でどうしても画材の売上が下がっているようですが、
絵を始める際は目で見て手に触れ、購入できるのが画材店の魅力でしょう。

コロナ禍によりやはり売り上げは激減し
2年前と比べると半分近くまで落ち込んでしまっているそうです。

普段ご利用していた常連さんも中々これなくなってしまったり
コロナ禍により定例会や大人数での予約がなくなってしまったのが原因のようです。
（コロナ禍ではありますが、感染症対策はしっかり行っているのでご安心ください）

そんな中ではありますが
「あと5年は現役で頑張っていきたい」と意気込んでいました。

5年とは言わず10年15年のまだまだ頑張って大月を盛り上げてもらいたいですね！

 

また、
大月に人を呼ぶには家が少ないとマスターがぼやいき
区画整理して家を建てるべきだと豪語しておりました！笑

そして、商店街を始め「主婦が買い物したくなる街にしなくちゃダメ！」とおっしゃってました！

飲食店に限らず、ただスーパーやコンビニがあるだけの街ではなく
衣食住楽しめる街だとより一層住み心地がいいものですよね。
(今後Itotで大月の魅力あるお店や施設をご紹介していきます！)

これからの展望と大月に対する想い

「大月に限らず、コロナのタイミングでどんどん街に活気がなくなり寂しくなっていくようだけど
大月にも「かがり火祭り」や「軽トラ市」と市をあげて盛り上げっていたイベントがありました。
コロナが落ち着いたら復活してより一層盛り上がってくれると嬉しいです。」

コロナ禍によるイベントの自粛や縮小開催でかつての盛り上がりがなく
寂しく思う部分も多々あるようですが、逆手にとり新しい時代の盛り上がり方を常に模索しているようでした。

そして

「新しい人が入ってくることによって新しい行事ができるといいな」
とおっしゃっており、若手が出ていくばかりの田舎ではなく
田舎だからこそのウェルカムな体制をマスターから感じることができました。

最後に大月にはいいアート(作品)がたくさんあるそうで
「積極的に文化の街にしていきたい」とおっしゃってました。

追分人形など大月ならではの芸術文化があるので、もっと広く広めていきながら
伝統や芸術をしっかり継承していき
アーティストも住みやすく表現しやすい街

子供たちの感性が豊かに育つ街
になるように大月がこれから進化していくのが楽しみです。

所在地　　〒401-0013 山梨県大月市大月１丁目６−５
電話番号　0554-22-0346
営業時間 11:30~17:00(17:00以降は要予約)
定休日　日曜・不定休(予約次第)
サイトURL　https://www.porta-y.jp/gourmet/14613
駐車場 近隣Pをご利用ください
この情報は2021(令和3)年8月時点のものです