みのた博石堂

みのた博石堂とは

主に販売しているものは印章と提灯。
いずれも手仕事の分野で文字がキーワードとなっている。
文字を彫る、書くことの技術を習得し、商品にして販売。

別称「文字工房みのた」
印刷(看板、プレートなど)文字を表現することをテーマに仕事の分野を広げております。

婚姻届などの申請で印章を必要とする人達がいる以上
日本の文化であるハンコの需要はなくならないのではないだろうか。

昨今はネットで受注し翌日に届くサービスもあるが
「みのた博石堂」の店主が作るので、急ぎの場合には当日での対応も可能。
翌日に届くより早い「キョウクル」が可能となっている。

また、ハンコと一言で言っても
カラフルないろんな素材が使われるようになってきており
バラエティーに富んで、おしゃれ感覚で使えるようになっている。

それを店舗で実際に質感や材質を確かめながら購入できるのも
魅力である。

昔から使われている水牛のツノや象牙に関しての取扱は
国際法により現在在庫としてあるものだけは注文可能。

提灯は
イベント事やお祭り事の際に注文が入るのがほとんどであるが
結婚の時に2人の名前入りや子供の誕生の際に名前入り提灯も人気が高い。

山梨県内において店内で提灯を作るお店はほとんどなく
自社での手描き提灯は「みのた博石堂」だからこそできるサービスとなっている。

創業から今まで

なんと創業は大正6年で2021年現在104年目の老舗ハンコ屋さん。
丁度一般の人がハンコを持ち始めた時代であった。
現当主で3代目となっている。

歴史は深く創業当時はハンコの文化もまだ少ない頃、
版木を作っていたのが始まり、
ハンコを彫ることになって、提灯も始めた。

創業当時から今日まで地元に愛されるお店となっている。
「全てのものをお店で作る」をテーマにし
その日その場で書いたり刷ったり、掘ったりを心掛けている。

時代の変化についていくために
技術は継承しつつも最先端の機械の導入をしており
時代の流れを目の当たりにしてきているが
その結果、今でもその日に提供できるようになっている。

こだわりの商品

ハンコにも様々な種類がある。
自然派と未来派
自然派で言うと木質、角、牙で彫刻した印章。
未来派はチタンなど金属を彫刻した印章を指す。

未来派は時代と共に
かつてゴム印が主流に販売されるようなったり
今ではチタンや合金を使った高級感のあるハンコが人気であったりする。

今後の挑戦

当面の課題として
文字を加工する技術をどう広めていくか、
時代の流れでハンコ、提灯以外にも
どういったものを取り上げていけるかを課題としている。

４代目が東京で広告代理店をしており
広告の関連でハンコ販売なども模索しており
新しい形態で次に繋がることを期待している。

技術力の発信をしていきながら
これからの時代にあった展開をしてきたい。

大月の魅力

道路が舗装もされておらず、車の通行も少なかった時代
３代目が小学生のころ七夕祭りがあり、
「その時の賑わいが忘れられない」とおっしゃいました。

商業振興会(大商協の前進)に入って活性化の取り組みをしてきて
地域に対する思いは強く感じてきました。

現在商店街活動や市に関連する市民祭りなどに積極的に関与しており
七夕祭りの時のような街の賑わいを復活させることが目標であるそうです。

人が集まるだけが活性化ではないと思うので
若い世代のアイデアで
ワイワイワクワクのような感覚が持てるような方を歓迎したい

そのためには自然発生的に大月を知ってもらい
自ら来てくれる人たちはすごく歓迎していきたい。

自分の足で体験、体感して良さを知ってもらい
前提として需要がマッチしていれば是非とも移住してきて欲しい。

地元民からしたら都心も近く、自然も多い大月市は最高の立地で、最高の街である。

みのた博石堂
所在地　〒401-0013 山梨県大月市大月１丁目６
電話番号 0554-22-0397
営業時間 9:00~18:00(土曜10:00~18:00)
定休日 日曜、祝日
サイトURL http://rtv-navi.com/hanko-minota/
※この情報は2021(令和3)年8月時点のものです