山梨県指定無形民俗文化財

笹子追分人形芝居

笹子追分人形芝居は
大月市笹子町に江戸時代から伝わり、2004年に10年ぶりの復活を遂げた。

県指定の無形民俗文化財にも指定され、大月市の大切な文化財のひとつとして
今も街の人達で伝統を守り続けている。

300年の歴史がある「笹子追分人形芝居」は
癒しの人形芝居であり、娯楽のない時代に旅人が峠越えする前に疲れを癒す楽しむ場所として親しまれていた。

笹子追分人形芝居への想い

【会長 天野茂仁(あまのしげひと)さん】

現在の大月市笹子町が宿場町だったころ、甲州街道随一の難所が笹子峠であった。

旅人は宿をとると他に何も楽しみがないことと、それまでの旅の疲れを癒し、鋭気を養うため人形芝居を楽しみ、翌日に笹子峠を越えて次の宿へと向かいました。

宿場でお休みになられる旅人へのおもてなしとして継承されてきた「笹子追分人形芝居」。
その歴史を守りたいと活動を続ける天野会長

なんと人形の総重量は5㎏以上にもなり、高齢にはきつく
伝統を守るためにも若手の参加を増やしていきたいと考えている。

まだ宿場町として賑わっていた時代を知る人はかなり少なくなってきており
この伝統や歴史が絶たれてしまわないように語り継いでいきたい。

イベント事にも積極的に参加しており、
より多くの方々へ講演を通じて、知ってもらうことと後継者の確保に勤めている。

今は大月市の素晴らしい文化の一つとして、「笹子追分人形芝居」を絶やさないように活動を続けている。

次世代の人形操車

【山田智美(やまだともみ)さん】 

追分人形に参加をしようとしたきっかけは、

自宅の近くで小さい講演をしており、お母さんについていって見て初めて追分人形芝居を知りました。その後、市内で活動していることを知り、練習を見学して参加を決めました。

今まで飽きることはなく
大変な事も多いけどイベントなどで人形芝居を披露すると達成感がすごい。

3人で一体の人形を動かすので、団結力も養えると思う。

参加方法

追分人形芝居に興味のある方は、是非一度各種イベントにご参加ください。
(Twitterにて参加イベント情報掲載)

大月市民でなくても参加は可能で、
フランクに人形芝居と触れてもらい、笹子追分人形芝居の伝統を知ってもらうことで
少しでも多くの方々へ文化や歴史が伝わるように活動している。

住所:山梨県大月市笹子町黒野田91 追分ふれあいセンター
お稽古:日曜日19:00〜22:30辺り
問い合わせ:0554-25-2339(事務局)
(見学はいつでも可能です。)

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