大黒屋
日本三奇橋の一つ、「猿橋」のたもとに店を構える『大黒屋』。
江戸後期の侠客、国定忠治が逗留した宿屋であり由緒ある建物となっている。
(大黒屋の前にある国定忠治の顔ハメパネル)
大黒屋では自家製麺の蕎麦・うどん・ほうとうと全て打ち立てを提供しており、
一度に大量の蕎麦を茹でることは避けるなどおいしさへのこだわりも徹底していた。
おすすめの「忠治そば」は、生姜醤油漬けの桜肉竜田揚げを添えた大黒屋自慢の名物お蕎麦。
そして、大月へ来たなら是非一度食べておきたいのが大月名物「おつけだんご」である。
大黒屋ではだんごに蕎麦粉を使用するなど、蕎麦処ならではのアレンジでお客さんを楽しませていた。
日本三奇橋である名勝猿橋も大黒屋の2階から、眺めながらお食事を取ることも可能となっている。
(2階から眺めることができる猿橋の景観)
しかし、この大月市で一番の観光名所とされる
『名勝猿橋』の目の前にある名店『大黒屋』。
その歴史が今、新型コロナウイルスの影響で閉店をせざるを得ない状況にあった。
そこで猿橋の住民や市役所などの後押しもあり、大月で地域創生活動をしているローカルディスタンスが施設管理を行い、
猿橋の観光地復活計画と共に大黒屋を復活させるべく、担い手を募集している。
これから大黒屋がどう変化していくのかとても楽しみである。